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この日記を始めたワケ

 2002年8月28日(水)の早朝、長男が誕生した。ぼくら夫婦にとって、長女に次ぐ、2人目の子ども。「望(のぞみ)」と名付けた。

 2人目はソンだ、とよく言われる。1人目は親も手をかけ気をかけて育てるが、2人目ともなると余裕が出てきて、だいたいのところ放っておかれる。1人目に比べて写真が少ないのはよくあることで、着るものもおもちゃも上のお古ばかりだったり。

 細君は、長女を妊娠したときに日記をつけ始めた。今日の体調はどうで、何を食べたの検診がどうのと、こまめに記録をつけていた。生まれてからもしばらくの間、成長記録をかねて、エピソードを書き留めていた。
 そんなマメな彼女も、2人目を妊娠したときは、日記をつけることはなかった。おそらく、この先も書かないだろう。
 長女の赤ん坊時代は細かく記録されて残っているのに、長男の赤ん坊時代は親の記憶にあるだけ……というのは、あまりにも差がありすぎて、ちょっと気の毒。
 ぼくも次男坊だけに、その落差に対して感じる気持ちは、よくわかる。

 ということで、今回はぼくが日記をつけることにした。
 で、せっかく書くのだから、みなさんに公開しちゃおうと思った。
 根が横着な性格だから、毎日更新することはできないだろう。でもせめて週に1回以上は更新したい。いや、更新する。約束はしないけど。

 子どもの成長記録を公開するサイトはいくつもあるし、単行本もけっこう出版されている。ぼくの文章も、それらと大差ない内容になることだろう。
 でもまあ、世の中にたった1人だけのぼくらの長男のことを、彼にとってたった1人の父親が記録するわけだから、彼にとっては意味のあるものに違いない。
 それとも「こんなこと書いて、しかも人に見せたりして、恥ずかしいじゃないか!」と、成長してから叱られるかも。でも、こういう父親の下に生まれたのだから、我慢してもらうしかない。

 この日記を読まれたみなさんが、クスッと笑ったり、へぇって思ったり、「この子もうちと同じだ」「だいぶ違うようだね」と、いろいろ感じてくださったら、とても嬉しい。

2002年10月 うめざわひろし