好意の数値化ができたらいいなぁ!?

歌人・穂村弘さんのエッセイ『もしもし、運命の人ですか。』は、婚活のバイブルとも言える1冊。
恋愛における男女の心の機微が、センスの良いユーモアをまとって綴られています。

好意がおでこに表示されたらいいのに

中でも「好意の数値化」は興味深い。
女性と出会って親しくなっても、相手の気持ちが分からないのが悩ましい。
いっそのこと、女性のおでこに「好意」が数値として表示されればいいのに。
ニコニコ話を聞いてくれていても、おでこに「好意12点」と出ていれば無駄な期待をしないし、逆に「好意91点」と出ていれば自信を持ってトライできる。

好意を持ちやすいタイプだったら

……でも、待てよ。
相手が全人類に対して好意を持ちやすいタイプの人だったとしたら、「好意91点」で喜んでもいられない。
相手の平均好意が95点だったとしたら、91点でも油断できない。
だから、平均好意もおでこに表示してほしい。
例えば、相手のおでこに「好意64点、平均好意48点」と表示されていたら、だいぶ好意を持ってくれていると判断できる。

異性として意識してくれてとは限らない

……でも、待てよ。
異性として見てくれているかはまた別。
だから、性欲という表示も欲しい。
「好意64点、平均好意48点」で喜んでいても、「性欲27点」だったとしたら……。
異性としての魅力はなく、自分は相手にとって“単なるいい人”だった――!

自分の気持ちも数値化される!?

そしてまずいことに、このシステムが採用されたら、自分の気持ちもおでこに表示されるわけで…。
“単なるいい人”のおでこに「性欲93点」とか出てたら、サイアクだーっ!という話。
参考 もしもし、運命の人ですか。 (角川文庫) Amazon

相手の気持ちが心配なら仲人に相談してね

ほんと、相手の気持ちが分からず手探りの間は、楽しくもあり、しんどくもあり。
これが恋愛の醍醐味ではあるけれど、心をかなり使うので、疲れも出ますよね。
お見合いの場合は仲人が間に入るので、相手の気持ちは仲人経由でも確認できます。
温度感の差が生まれないよう、足並みが揃うよう、仲人はサポートしています。
仲人は会員さんとの距離が近いので、好意の“数値”が今どうなっているか、おでこを見なくても分かります😊
恋の駆け引きがちょっと苦手…という方には、仲人の伴走がとても心強い味方になりますよ!